返事がうまく出来ない。
継ぐ言葉に迷っていると、ふとふわりと暖かな風が巻き起こる。
「おっと、今ので最後だったみてぇだな」
その声を合図にするように、どこからか、季節外れの桜の花弁が舞った。
思わず目で追うと、和泉守兼定の足元にそれがはらはらと舞い降り、彼の姿を消していく。暖かく、柔らかな匂いを纏って、桜の花びらと共に、和泉守兼定は還ろうとしていた。
「いず、」
「おっと、シケた顔で別れなんて柄じゃねえんだ。まあなんだ、助かったぜ」
たまには悪くねえだろ、腹から叫ぶのも。
出会ったときと変わらずに笑って、和泉守兼定が言う。
「じゃあな、トシ」
夢のように、泡沫のように、その声は桜とともに消えていった。
残された青年は、ふと暗がりとなったその場所ではたと意識を戻した。
なにか不思議な夢を見ていた気がする。
どうして自分がこんなところで、防具だの、竹刀だの担いで突っ立っているのかわからない。
分からないが、体の節々が痛い。
それに、すごく腹が減っている。
青年は駆け出した。
家路をいつものように帰り、玄関の扉を開ける。
そしてたまらずに、腹の底から湧き出すものを思い切り吐き出した。
「――ただいま!!」
兼さんが最高に兼さんでした!!(語彙)
なんだかんだ面倒見が良くて、気のいい兄貴ってカンジで!
トシミツくんも、兼さんとの別れで記憶はなくしたけど、これからの指標が見えたんじゃないでしょうか。
自分でもわからないなりに、土方歳三関連の資料を読み込むようになるかもしれないですね!
最高でした!読了後、爽やかな風が吹き抜けたような心地になりました!
素敵な作品をありがとうございます。
兼さんがカッコ良すぎる!!!!!
心の堀川くんがペンラと団扇をぶん回してました。
兼定をよろしくお願い致します。
トシくんの名前が出たとこでもう、うあーーーーて転がってしまいました。
兼さん、存在が格好いい兄ちゃんなのに、さらに格好よさあげてくるから最高……!誉!優!!ありがとうございます!!
最初は不本意な始まりでも、それを続けられるのは1つの才能。兼さんはそれも見抜いて、少年(青年?)と打ち込みをしたのかもしれないなと思いました。
記憶には残らなくても、なぜか体が、感覚が知ってる……って、後々まで不思議な気持ちになってくれるといいな、とか。
あまりの格好良さ、彼らしさに兼さーーーん!!!って声出してキャッキャしたい気持ちをグッと堪えて(拝読したのが夜中なもので)、兼さんが去った後の風をくんかくんかしたいと思います。(くんかくんか、もう死語だったらすみませんっ)
すごくすごく素敵なお話を、ありがとうございました!!
もっと拝読したいです!!!
読ませていただきました。短い出会いの中にも起きるトシの成長、さわやかな読後、言葉遣いの巧みさに、めちゃくちゃ引き込まれました。文章もプロなのですね!もっと読みたい!
電車の中で拝読し目頭が熱くなりました。
心の中でが暖かくなる素敵なお話を書いて頂きありがとうございます♪
最高の作品をありがとうございます。
カッコよくて強いキャネスンと、気弱でも真の強さを感じさせる少年。
何度も読み直してます。
兼さんかっこよいです。少年と兼さん最高です。
最高にかっこよくて素敵で春の匂いがたっぷりのいいお話でした!!ありがとうございます!
気弱な少年の成長と兼さんのカッコ良さが最高に最高です!!!!
うちの本丸の堀川くんがきゃっきゃしながら読んでます。素敵な物語をありがとうございます!
最高です。
後の世に、様々な男士が顕現し、そこで出会う仮の主達とのお話とは、思いつきませんでした。
素敵なお話をありがとうございました。
また書いてくださいね。
素敵な作品と、こんなに素敵な場所をありがとうございます。
最高の小説を読んじゃったね!!!!!!隠居には分かる!!!!!!少年ーーーー!!!!!!少年とかねさんの組み合わせは最高なんだよね!!!!!!!
ありがとうございます!!!!!!!!!!!!もっとください!!!!!!!!