「ただいまあ」
玄関をくぐるとぱたぱたと足音が二つ聞こえてくる。
「おかえりー」
「国行ー土産はー?」
「はいはい、後でな」
腰のあたりにまとわりつく二振の頭を撫でてやりながら、風呂敷包を抱えなおした。
途中何振りかに労いの言葉をかけられつつ、報告のために執務室に向かう。
「…と、まあこんな感じで、詳しくは政府の長義はんが纏めてくれはった報告書見てもろて」
「それはそれは、お疲れさまでしたねえ……ところで国行」
「はい」
「その風呂敷包みの中は、見てもよろしい?」
「どーぞ、主はんにお土産です」
しずしずと紫色の風呂敷包みを差し出すと、手早くそれを解いた相手はワッと声を上げた。
「ひいひいおじいさまの時代のお煎餅!食べてみたかったの!ありがとう国行!」
おんなじ顔して笑わはるなあ、と明石国行は審神者の顔を見て微笑んだ。
了
ハーーー好きです!!好きです!!
明石国行と30代独身男性の組み合わせのしっくり加減、理想の形がここにある……!
映画のスクランブル交差点で固唾をのんで人間たちが見守っている光景、誰が「がんばれ!!」と言い始めるのか待っていたのを思い出しました!!
代弁ありがとうございます!!!!
明石の一挙手一投足がまさに明石で!
仮の主さんのツッコミも含めて、楽しく読ませていただきました!!
あと、すみません、お忙しいとは思うのですが・・・!
御手杵とお嬢ちゃん主の詳細も、読んでみたいです!
明石さんのそういうところ!!!!と思いながら読みました。サラリーマンと明石の組み合わせ、エモ!!
笑った顔が似てると思う明石…😇ちゃんと主のことが好きなんだね!!
お煎餅がこんなにエモな伏線になるなんて!
最初から先祖だって分かって行ってるくせに、誰でも良かったとかいうところ、大好きです!
ご隠居さま〜!ありがとうございます!
一番最初に思いついたのが涅槃像のポーズで煎餅かじってる明石だったのですが、そこから膨らませたらこうなりましたwww
明石国行!! 明石国行をありがとうございます!!!!
生きている人を、何気ない日々を守る明石国行に大変ニコニコしました。好きです。
途中出てきたちび仮の主ちゃんも大変可愛らしくて、御手杵くんと並ぶと身長差がえぐそうだなぁって微笑ましくなりました
ありがとうございます明石国行はいいぞ!!!
あの渋谷にもし推し男士が出陣したらどう戦うだろうか?と考えながら勢いにまかせて書かせていただきました!御手杵とちびちゃんサイドの話もいつか書けたらいいなあと思ってます。
お疲れ様です!! 読み応えのある素晴らしい小説でした~~~!
すごい!! 色々とすごい!! そうそうこういうのこういうの!!
ありがとうございます! 非常に助かります!!
五億年ぶりにテンションに任せて書きました!
公開の場を作っていただいてこちらこそありがとうございます!